日本伝承編、“郵便の父”とは…/封筒の起源をたずねて vol.2

掲載日:2015/06/04

日本の封筒の原型

日本における郵便制度の近代化は、1871年(明治4年)のことでした。「郵便の父」と尊称される前島密(ひそか)は、イギリスの郵便制度を手本として、その普及を精力的に展開していきました。

日本伝承編、“郵便の父”とは…/封筒の起源をたずねて vol.2

しかしその素早い普及をもたらした上で忘れてはならないのが、近代郵便制度が導入されるはるか以前から、日本で独自に発展していた通信文化です。

そもそも日本は「言霊の国」と言われるほど、ことばというものを大切にしてきた伝統があり、それに加えて通信のアイテムである紙が(もちろん今に比べてはるかに貴重なものではありましたが)早くから一般に使われていたという下地がありました。

明治初期に来日した外国人も、日本人の識字率の高さに驚いたという記録が残されていることからも、文字による交流が、もともと非常に盛んであったことがうかがえます。今日、江戸期の歴史的資料の豊富さは、書籍や記録帳以外に、手紙をはじめとする通信が多く残っていることによります。

「文(ふみ)」と「懸紙(かけがみ)」の文化

平安時代における男女間の「文(ふみ)」の頻繁なやり取りなどは「源氏物語」などでも知られるところですし、この頃には、書いた手紙を送るときに包む「懸紙(かけがみ)」というものがあったとのことで、これも封筒の原型と言えるかもしれません。

また古い記録によると、我が国最初の手紙は、478年に雄略天皇から宋の順帝に送られた国書であるそうです。その後も、607年に推古天皇が隋の煬帝に送った、聖徳太子の手による「日出ずる処の王子…」の記述がある書簡など、多くの重要な手紙が往還されています。これらの手紙も、海を渡って届けなければならないという過酷な条件の中で、大切に何重にも包まれ、相手のもとへと運ばれたことでしょう

大切に包むこころと見直したい封筒

日本人に限らず人々はいにしえより、誰かに伝えたい大切なことを文字にしたため、そしておくり届けてきました。それは、文字を超えたその人のこころそのものと言っても過言ではありません。そのこころを丁寧に包んで相手の方へ届ける。そんな重要な役割を担ってきたのが「封筒」です。

あなたも今一度、伝えたいこころとそれを包む「封筒」を見直してみてはいかがでしょうか。


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